
カーリングについて
カーリングは氷上で行われるウィンタースポーツです。
2チームで行われ、目標とする円(ハウス)をめがけて各チームが交互に石(ストーン)を氷上に滑らせて、ストーンをハウスの中心により近づけたチームが得点します。
これを繰り返し、総得点で勝敗を決めます。
高度な戦略が必要とされ、その理詰めの試合展開から「氷上のチェス」とも呼ばれています。
目次
カーリング精神
この競技を知るのに一番大事なことです。
公式ルールブックの冒頭に記されているものを引用します。
カーリングは技術と伝統のゲームです。技を尽くして決められたショットは見る喜びです。また、ゲームの神髄に通じるカーリングの古くからの伝統を見守るのはすばらしいことです。カーラーは勝つためにプレーしますが、決して相手を見くだしたりしません。真のカーラーは相手の気を散らしたり、相手がベストを尽くそうとするのを決して妨げたりしません。不当に勝つのであればむしろ負けを選びます。
カーラーは、ゲームの規則を破ったり、その伝統を決して軽視したりしません。不注意にもこれが行われていると気がついた場合、その違反を真っ先に申し出ます。
カーリングの主な目的が、プレーヤーの技術の粋を競うことである一方、ゲームの精神は立派なスポーツマンシップ、思いやりの気持ち、そして尊敬すべき行為を求めています。
この精神は、アイスに乗っているいないに関わらず、ゲームの規則の解釈や適用に生かされるだけでなく、全ての参加者の振舞いにも生かされるべきものです。
(日本カーリング協会 競技規則 「カーリング精神」より抜粋)
カーリングは公式の試合でも両チームの選手同士の話し合いによってゲームが進行します。
このカーリング精神があるので成り立っていることだと思います。
相手を尊重しながら、自分たちのベストを尽くす、カッコいいスポーツですね。
カーリングの種目
カーリングには、実は色々な種目があって、種目により細かなルールの違いがあります。
4人制男女別(一般的なカーリング)
オリンピックでおなじみのカーリングです。
4名のチーム(補欠含めると5名)が2チームで対戦します。
男子・女子別で競技をします。
ミックスダブルス(混合ダブルスのカーリング)
2018年のビョンチャンオリンピックから正式種目になった種目です。
男子1名・女子1名のペア(補欠なし)が2チームで対戦します。
ミックスカーリング(男女2名ずつのカーリング)
国際大会としては比較的新しいスタイルの種目です。
男子2名・女子2名が1チームとなり、2チームで対戦します。
4人制男女別の種目とルールは同じですが、投石順番などの細かな規定があります。
チェアカーリング(男女混合の車いすカーリング)
パラリンピックでおなじみの、車いすでのカーリングです。
1チーム4名(補欠含めると5名)が2チームで対戦します。
かならず男女メンバー(人数割合は問わず)がそろっていないといけません。
実はとっつきやすい生涯スポーツです!
上記のように、カーリングってイメージより沢山の種目があって、石の数やルールも異なっています。
こうした特性から、ゲームを楽しむのにおいて、実は老若男女問わず、また車椅子の方も一緒にみんなでプレイ出来るのがカーリングの魅力の一つです。
1チームの人数は1人でも2人でも5人でも、ゲームをしようと思えば出来るんです。
広島での体験会では6人が2チームに分かれて1投ずつで点を競う、というミニゲームもやっています。
人数の少ない日は1人対1人(シングルス!)で8投ずつで点を競う、という練習も行っています(とてもハードです)
まとめ
本当に表面の部分だけカーリングについて紹介させていただきました。
これから少しずつ、細かいことを記事に出来たらいいなと思っていますので、気長にお待ちください。
そしてカーリング始めてみたい方は、是非下記リンクをクリックしてください。
2016/10/02